よかったら詩、読んでくれたら嬉しいです。

詩を書いて生きていたい。 文章はたくさん書くと上手くなると聞きました。詩も同じなのでしょうか?

 

『僕』

 


うっすらと不幸ないつもの空気に慣れた僕にとって、不幸とは劇的なもので。激しいもので。ささやかでも幸せを感じられるなら良いとはならず、劇的な不幸と同じ質量の幸せを求めてしまう。僕という人間の欲深さを侮蔑しまいと抵抗しながら、これ以上の不幸を感じないようにと生きている。幸不幸は考え方次第だとか教訓を垂れる目の前の人にはガムシロップたっぷりのアイスカフェオレを差し出して、「これも幸せと呼ぶんですよね。」とでも言っておけばいいか。甘いものはいい。たいていの人間にとって分かりやすく幸せだから。同じものを口に含むと僕の脳も分かりやすく喜び、それと同時にこんな浅い喜びに幸せを感じても良いものかと考え始める。僕はやっぱり今日もうっすらと不幸で、普通だ。