『雨間の花嫁』
雨が続く連休に、
わずかに恵まれた快晴。
天からも祝われているようで、
これからが晴れやかだと、
告げられているようで嬉しい。
今日、今この瞬間から、
病める時も健やかなる時も、
共に乗り越えるのだという、
先人からの教え。
私たちが私たちで入れる間は、
その喜びを噛み締めたいと思います。
けれどいつか、
私たちでいることが難しくなったときは、
無理をせず私と私に戻りましょう。
私たちはより幸せになるために、
〈私たち〉になりました。
いつまでも続く幸せを願って、
白い花片が空を舞いました。