『平和なようで寂しい無色』
好きも嫌いもなくて普通
攻めも守りもしないで棄権
傷付かないために亡くした
これが自分か?
日向に散って
日陰に溶ける
そんなステップ踏んで蹴散らす
光と影の境界線
自分の形も分からない
透明なまま 情熱が咲く
白か黒かならば灰色
赤か青かならば紫
馴染んだようでどちらでもなく
それが寂しい
日向は散って
日陰は溶けた
そんなステップ踏んで模る
理想の形の境界線
誰かの何かになりたくて
透明じゃない色を探した
輝くことも潜むことも
知らない人間
平和なようで寂しい無色