『ノロイノコトバ』
あなたは私に優しいけれど
どこからか声が聞こえるの
「リソウノカノジョニナリマスヨウニ。」
あなたは私に優しいけれど
本当の私を愛してはいない
だって声が聞こえるもの
「リソウノカノジョニナリマスヨウニ。」
冬が錆びついて離れなくなるみたいに
だんだんと心が冷たくなって
いつのまにか私は弱くなって
あなたの優しさを頼りに生きてる
あなたの優しさに暖められて
少し満たされた心が
あなたを強く愛するあまりに
大人しくなった冷えた部分に気づけなかった
明日あの人に優しくされても
愛だと思ってはいけないよ
だって声が聞こえるもの
「リソウノカノジョニナリマスヨウニ。」